Architektur / 建築

バウハウスホテル

久しぶりにブログに載せるにふさわしい(?)テーマにしました。8月にテューリンゲン州にあるバウハウスホテルに行ってきました。旧東ドイツの街はいままでも訪れたことがあったのでなんとなくイメージはありました。着くまでの道のりはテューリンゲンの森の中を走って結構気持ちが良かったです。ちょっと日本の温泉のある山間に似ています。さて、このホテルのあるProbstzellaという町(村?)に入ると想像はしていましたがかなり寂れていました。その中心にドーンと建っているのがバウハウスホテル。元の名前をHaus des Volkes と言い、日本語に直訳すると「人々の家」。この建物は1925 から1927にかけてカルチャーセンターとして建てられたのですが、第二次世界大戦の後、東ドイツとなったこの場所で国や町の催事や集会に使われていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

さて、デザインの話です。ホテルに改修されたとき丁寧にバウハウス様式に配慮をしたようで、あらゆるところに“ドイツデザイン”を見ることができます。ドイツのデザインは、はっきり言って“いいなあ”と思えるものが少ないのですが、ここでは色の使い方、直線、曲線の使い方、そしてタイポグラフィーの効果、久しぶりに感動しました。

 

照明や建具もできるだけオリジナルを再現したと見えて建物の中にいるとタイムスリップしたように感じます。

 

 

 

 

ただ、場所柄なのか客が少なく私が泊まった時も5組ぐらいしかいませんでした。週末はもう少し多いそうですが、少し残念な気がします。

 

近くに大きな駅があるので電車で来ることもできますが、その古い駅の中には「国境博物館」が入っていて、ドイツ人にとってはあまり興味がわかない場所なのかもしれません。きっと訪ねる人の多くは建築やデザインに興味がある人なのでしょう。

余談ですが、ここには小さなボーリングレーンがあります。ボーリングのピンが上から吊るされていて倒れると人形が起き上がるように引き上げられます。実際やってみましたが、結構本格的に遊べます。ノスタルジックな気分に味わいたい方にはお勧めです。

イエナの州立図書館

かなり長い間書いていませんでした。写真はたまっているので、小出しにしていきます。

さて、まずは2013年、年末に立ち寄ったイエナという街にある州立図書館です。2001年に完成した建物です。中に入ると目につくのか吹き抜けに飛び出した階段の踊り場です。しかし、私の一番興味を引いたものは、板ガラスを何層にも積み上げて作ったオブジェともいえる照明です。これが何点もおかれた空間は美術館のようでした。

イエナと言えば、レンズで有名なカールツァイスが生まれた場所。それでマテリアルとしてガラスを使ったのでしょうが、素朴なガラスの緑色がとても新鮮でした。

余談ですがこの大学では医者の卵がたくさん勉強しています。この日も年末の夜17時ごろだというのに、たくさんの学生が夢中になって本を読んでいました。街で会う学生らしき若者もどこかインテリジェンスな感じがしたのは気のせいでしょうか?

 

旧東ドイツ建築

週末に郊外の旧東ドイツ地区(東ベルリン地区だったところ)に行ってきました。そうしたらまだありました!こういう東時代の建築物。ちなみに、この建物は当時の映画館です。集合住宅地の中に映画館があるなんて、楽しそう…と一瞬思いましたけれど、きっと上映されていた映画は、ほとんどが共産主義傾向のものだったんだろうなあと思って、複雑な気持ちになりました。それに、正面玄関にこんな銅像↓が立っていたら、かなり威圧的です。ドイツ人にこの時代のものについてどう思うか(デザインとか雰囲気とか)尋ねると、あまりポジティブなことは聞けません。

でも、この国の歴史を経験していない私のような者から見ると、なかなか面白いと思えるところもあります。デザイン的にも、悪くないんじゃあない?と思うこともたまにあります。

場所は湖があって、緑があって本来は良い所なんだとは思いますが、古い旧東ドイツのこういう建物が手も入れられずに取り残されているところなので、もちろん人気もありません。だから家賃なんか2部屋で2万円ぐらいです。

 

オープン劇場

近所にあるオープン劇場です。シンプルですが柱の木目などいろいろなところに設計者の意図が感じられます。

 

 

 

 

 

 

ドイツのコンクリート打ちの技術は荒いです。日本に帰ってコンクリート打ちっぱなしの仕上げを見ると、日本人の職人の技術の高さに感動してしまいます。写真は階段式のベンチです。完成してまだ2年目のこの劇場ですが、木を多く使っているので、永遠にこの状態を維持するためには、かなりの労力が必要になってきます。